ベストエフォート型って何?

「ベストエフォート(best effort)」とは、直訳すると「最大限の努力をする」という意味です。通信サービスなどで「ベストエフォート型」という場合、「提示している通信速度やサービスの質になるべく近づくよう努力する」という意味で使用されます。いいかえれば「定時内容を完全に保証するものではない」ということです。

ADSLはベストエフォート型のサービスで、たとえば「下り:50.5Mbps、上り:最大:12.5Mbps」という速度は、必ずその速度が出るわけではなく、実際はNTT基地局との距離や、室内のノイズ環境などによって、通信速度が遅くなります。パソコンの性能も関係します。個々人の条件などで速度が異なるため、あくまで「最もいい条件で」と前提した数値を示しています。

光回線では、複数の人(最大32人)で光回線1本を共有するので、その人数や使用状況で速度は変化します。これもまたベストエフォート型の1つです。

対峙する用語として「ギャランティ型(品質保証型)」があり、こちらは常に一定の通信速度や品質を保証しているサービスのことです。ベストエフォート型と比較して、コストが高額です。ベストエフォート型では、必要な設備や人員が少なくてすむので、低コストでサービスを提供でき、その分価格も低く抑えられています。ベストエフォート型は、企業など安定性重視の場合は不向きですが、“ある程度の品質が得られれば、コストは安いほうがよい”という個人ユーザーには、向いているといえます。