ADSLにおける速度と距離の関係

ADSLの通信速度は「下り:50.5Mbps、上り:最大:12.5Mbps」となっており、通常のインターネットサービスを活用するのに、これ以上の通信速度は必要ありません。ただし最大速度は理論値であり、必ずしも仕様通りの速度が出るわけではありません。

ADSLは、「ユーザー宅からNTT基地局までの伝送損失」が大きくなるほど、伝送速度が低下してしまうという特性を持っています。NTT基地局からの距離が遠くなるほど伝送損失が増えるので、伝送速度も低下するということです。一般的には、NTT回線収容局から距離が5キロ以上だと、通信速度のメリットは望めない、という場合が増えるようです。

伝送損失は、「電話回線の線路情報」から調べることができます。NTTのサイトにある、電話回線の線路情報(線路情報開示システム)ページ内から、「線路情報開示システム」があるので、アクセスしてください。固定電話の電話番号を入力することで伝送損失状況がわかり、そこから伝送速度の目安を把握することが出来ます。

逆にADSLを利用する場所(自宅など)と、NTT基地局との距離が1.5Km以内の場合、伝送損失がほとんど起こらず、光ファイバーよりもADSLの方が通信速度が速くなるケースもあります。ADSLか光ファイバーかで悩んでいる場合は、チェックしておきたい項目です。もし光ファイバーと同等もしくは大きな差のない通信速度であれば、料金が安く、工事不要で短期間で活用可能なADSLのほうが有利だといえそうです。